この度、広島県歯科医師会で行った調査事業の結果をまとめた論文が、「口腔衛生学会雑誌」という雑誌に掲載されました。これまで多くの方に助けていただきながら、雑誌編集委員会との複数回のやり取りを経て、原稿作成から掲載まで約1年半を要しました。掲載論文はこちら↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jdh/74/3/74_203/_article/-char/ja
内容は、成人で歯科健診を受けた方のお口の機能の力を調べたものです。現在行われている成人での歯科健診は主に歯周病で、お口の機能の力の健診は行われていません。しかし今回の私たちの調査で、40歳以降の健康成人でもかなりの確率でお口の機能の力が低下していることが判明しました。
お口の機能を維持することは、特に高齢期において健康寿命を延ばしていく上で非常に重要です。そのことに成人期よりお気づき頂き、早めにご自分のお口の機能の力を意識する機会が増えれば良いなと思っています。
お一人でも多くのご興味がある方に、この論文を目にしていただければ嬉しい限りです。